グランデアモーレ(ヒカルアモーレの10) 第10戦


キャロットクラブ出資愛馬第17号は、憧れの松田博資厩舎。

馬体は私の思う走る馬とは遠いが、1月と早い生まれで父も仕上がり早のネオユニヴァース、早期からデビューしてクラシックに乗って欲しいと願って購入。


初戦は追い切り本数は足りず、叩いて次走程度の状態だったが、断然人気馬アドマイヤドバイ(現4勝馬)を完封して圧勝!!

2戦目の札幌2歳S GVはハイレベルなメンバーの中、時計を2.5秒も詰め6着に食い込んだ。

しかし、出走予定のエリカ賞当日の朝に右寛跛行で出走取り消し。原因はフレグモーネ。そこからなかなか症状が改善されず、右飛節の切開手術を行う。更にそこから約8か月もの休養期間を要し、約1年2か月ぶりに復帰してからは行きたがってかかってしまい500万クラスで大敗続き。非常に難しい面を見せるようになった。

かかってしまうので距離を縮めて馬任せで引っ張らずに(ブレーキをかけずに)気分良く走らせる作戦に。そしてダートへ路線変更。この作戦が奏功し、初ダートにもかかわらず強い内容で優勝!!2勝目を挙げた。

相変わらず体質は弱く時間を要し、入厩するとテンションが上がりと難しく、1000万では連続大敗。陣営は馬の負担にならずにリラックスして走れる北海道での滞在競馬を選択。元々北海道での新馬戦を圧勝したグランデアモーレ。500万クラスに降級したこともあり、後ろとはハナハナ差の接戦ながら制し芝のレースで3勝目を挙げた。


そして再び1000万クラスに戻った前走は直線で前が開かない不利がありながら、勝ち馬から0.3秒差の6着と1000万クラスでも存在感を見せた。


やはり北海道の洋芝は得意。陣営は本年北海道最終週、取りあえずダメ元で連闘で9月6日 札幌10R 摩周湖特別 1000万下 芝1200m ハンデに特別登録。

フルゲート16頭のところ、特別登録数は27頭。 水曜日の想定の段階でも22頭でダメ元で投票するも残念ながら非抽選除外。しかし、得意のコースにこだわるこのやり方には強く賛同。

北海道シリーズもこれで終了なので9月5日頃に栗東トレセンに移動しました。


9月20日 阪神10R 瀬戸内海特別 1000万下 芝1400m 混合 定量に出走!!

フルゲート18頭のところに特別登録数は22頭。水曜日の想定段階では18頭。結局18頭で確定。

鞍上はついに来た!!愛弟子の川田将雅騎手!!


1着/4番人気。

これまでの実績から北海道でしか走らないのかと懸念されたが、主場のしかも牡馬との定量戦で水準級の強い勝ち方。もちろん、馬の能力以上のものを引き出してくれる川田将雅騎手の手腕があってのものだが、それにしても強い内容で正直驚いた。

ご一緒の保護者の皆様、愛馬の優勝おめでとうございます。そして早速たくさんのお祝いメッセージをいただきありがとうございました。

これで4勝目。500万クラスで低迷していたときは、こんな日が来るとは思わなかった。これで望んでいたグランデアモーレの子の金額は高騰か(涙)。でも嬉しい。


レース回顧と時計の分析、レース後の川田将雅騎手と負けたらすぐにはコメントを出さない松田博資調教師の即日コメントを掲載。

私は当日仕事で現地に行くことができなかったが、愛馬レントラーの応援に現地にいらしたルクソール様が写真をたくさん撮影していただいたので掲載。

現地写真多数掲載。

(2014年9月25日完結)

2014年9月4日立ち上げ

●前走後、本年北海道最終週の今週使いたいため、連闘で9月6日 札幌10R 摩周湖特別に特別登録

 我らが愛馬グランデアモーレは前走は直線で前が開かない不利がありながら、勝ち馬から0.3秒差の6着と1000万クラスでも存在感を見せてくれました。

 以前ダートでしたが1000万クラスでは2戦して全く出番がありませんでした。それが今回、得意の北海道とはいえ不利がなければ勝ち負け確実の好走をしてくれたことは非常に嬉しく、仮にこのあと本州でダメでも、また来夏北海道にくれば出番があると思いますし、大きな意味を持つ1戦でした。

 本年は残り1週で北海道での中央競馬は終了となりますが、陣営はダメ元で連闘で9月6日 札幌10R 摩周湖特別 1000万下 芝1200m ハンデに特別登録をしてくれました。

 フルゲート14頭のところ、特別登録数は27頭。水曜日の想定の段階でも22頭で残念ながら除外対象。やはり開幕最終週は出走ラッシュとなりますからさすがに権利のない連闘では難しそうです。しかし、得意のコースにこだわるこのやり方には強く賛同します。中にはさっさと諦めて馬を本州に戻すも、蓋を開けてみたらフルゲート割れしていたなんてこともよくあります。今回の判断はまさに”ベストを尽くす”といったもので、これで除外になってしまっても環視の言葉しかありません。


 以下は9月3日に発表されましたクラブ公式HPグランデアモーレの近況報告です。

。「先週の競馬は、前が壁になってちょっと消化不良のレースになってしまいましたね。目一杯走っていないこともありますし、滞在競馬でダメージも少ないということで、出走も視野に入れて連闘で特別登録させていただきました。ただ、最終週ということもあって登録頭数が多く、水曜現在で出走は厳しい状況です。明日の出馬投票を待って、除外なら栗東まで戻して今後どうするかを考えようと思います」(松田博師)6日の札幌競馬(摩周湖特別・芝1200m)への出走を検討していますが、除外の場合は栗東へ移動して今後のプランを検討します。

 ということで、除外の場合は栗東に移動するそうです。

●気になる特別登録表(9月6日 札幌10R 摩周湖特別 1000万下)

特別登録表 9月6日 札幌10R 摩周湖特別 1000万下 芝1200m ハンデ

第1回登録完了馬 全27頭 フルゲート 16頭  
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アイノデンドウシ 50.0
アブマーシュ 横山和生 53.0
アリュージョン 荻野琢真 52.0
ヴァイサーリッター 黛弘人 54.0
エクセレントピーク 柴田大知 52.0
エリモフェザー 51.0
オオタニジムチョウ 竹之下智昭 54.0
カディーシャ 津村明秀 53.0
カレンステイシー 勝浦正樹 52.0
グランデアモーレ 52.0
クランドールゲラン 吉田隼人 54.0
サクラベル 北村宏司 52.0
スイートドーナツ 54.0
ストークアンドレイ 55.0
タイキソレイユ 52.0
デュリュクス 西村太一 50.0
ピュアアイズ 松岡正海 53.0
ファインスマッシュ 荻野琢真 50.0
ファントムロード ローウィナー 56.0
フューチャステップ 松岡正海 51.0
ブルジュオン 三浦皇成 52.0
ブルーピアス 花田大昴 51.0
メイショウヒデタダ 古川吉洋 55.0
モーニングコール 菱田裕二 52.0
ヤマノグラス 秋山真一郎 52.0
ユキノアイオロス 蛯名正義 55.0
レヴァンタール 田辺裕信 54.0

フルゲート16頭のところに27頭も特別登録されています。さすがに開幕最終週ですね。ここを得意とする出たい馬が多いです。

●気になる出馬想定表(8月31日 札幌12R)

出馬想定表 9月6日 札幌10R 摩周湖特別 1000万下 芝1200m ハンデ 全22頭 フルゲート 16頭  
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アブマーシュ 横山和生 53.0
アリュージョン 荻野琢真 52.0
ヴァイサーリッター 黛弘人 54.0
エクセレントピーク 柴田大知 52.0
オオタニジムチョウ 竹之下智昭 54.0
カディーシャ 津村明秀 53.0
カレンステイシー 勝浦正樹 52.0
グランデアモーレ 52.0
クランドールゲラン 秋山真一郎 54.0
サクラベル 北村宏司 52.0
スイートドーナツ 松田大作 54.0
ストークアンドレイ 小林徹弥 55.0
デュリュクス 西村太一 50.0
ピュアアイズ 松岡正海 53.0
ファントムロード ローウィナー 56.0
ブルジュオン 三浦皇成 52.0
ブルーピアス 花田大昴 51.0
メイショウヒデタダ 古川吉洋 55.0
モーニングコール 菱田裕二 52.0
ヤマノグラス 秋山真一郎 52.0
ユキノアイオロス 蛯名正義 55.0
レヴァンタール 田辺裕信 54.0

表中 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート16頭のところに現在22頭が出馬想定されています。グランデアモーレは信頼できるクラブ公式HPでも”除外対象C”。何せ優先権もなければ節もないですからねぇ。

これ以降は2014年9月16日に作成

●9月6日 札幌10R 摩周湖特別は非抽選除外

 結局、連闘で9月6日 札幌10R 摩周湖特別にダメ元で出馬投票をしましたが、非抽選の除外となりました。これは仕方のないことです。通常開幕最終週はそのコースが得意な馬が是が非でも走りたく、頭数が集中しますし、優先権のない馬が連闘でというのは不可能に近い話です。

 しかし、回避馬が多数出てたまたま入れるかも知れませんし、確率がゼロではありませんから、こうして僅かな望みに賭けてくれるのは嬉しいですね。早々に無理だからと本州に戻すも、蓋を開けてみたら入れたなんてことは過去に何度もありましたからねぇ。

●9月5日頃に栗東トレセンに移動しました

 8月16日から札幌競馬場に滞在している我らが愛馬グランデアモーレですが、摩周湖特別の除外を受けて、これで今年の北海道シリーズは終了しましたから。、9月5日頃に栗東トレセンへ移動しました。

●気になる特別登録表(9月20日 阪神10R 瀬戸内海特別 1000万下)

特別登録表 9月20日 阪神10R 瀬戸内海特別 1000万下 芝1400m 混合 定量

第1回登録完了馬 全22頭 フルゲート 18頭  
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アットウィル 57.0  7/20 函館16下 函館芝1200 15
アドマイヤコリン 57.0  9/08 野分10下 阪神芝1800
オースミマイカ 55.0  8/31 天草10下 小倉芝1200 15 12
キンシノキセキ 武豊 55.0  8/31 天草10下 小倉芝1200 10
キンショーユウジャ 57.0  9/06 驀進10下 新潟芝1000 12 16 11
グランデアモーレ 川田将雅 55.0  8/31 札幌10下 札幌芝1500 14 10
クローチェ 57.0  7/26 知多10下 中京芝1400 11 14 15
ゴールデンクラウン 菱田裕二 57.0  8/16 ST10下 札幌芝1500 10 11
ダンツミュータント 57.0  8/16 ST10下 札幌芝1500 10
ダークマイン ペロヴ 55.0  8/16 ST10下 札幌芝1500 11 12 14 12
ツヨシノブルーム 57.0  6/14 江の10下 東京芝1600 10 12
デンコウデア 武幸四郎 55.0  8/31 天草10下 小倉芝1200 15 15
トシザキミ 53.0  7/06 ラジGV 福島芝1800 16 14 11
フェブノヘア 松若風馬 53.0  8/31 天草10下 小倉芝1200
プルーフポジティプ 森一馬 57.0  9/07 西日10下 小倉ダ1700 15 12 10 16
プレノタート 武幸四郎 55.0  8/30 西海10下 小倉芝1800 10 11 10
マイティスコール 国分恭介 57.0  7/20 フィ10下 中京芝1200 11 10
マイネノンノ 和田竜二 55.0  8/24 豊栄10下 新潟芝1400 12
メイケイペガムーン 田中健 55.0  8/24 豊栄10下 新潟芝1400 16 14 16 13
モーニングコール 55.0  8/24 おお10下 札幌芝1200 16
ラーストチカ 藤岡康太 55.0  8/10 メイ10下 小倉芝1200 16 12
ロノ 福永祐一 57.0  8/24 豊栄10下 新潟芝1400

 フルゲート18頭のところに22頭が特別登録されています。鞍上はついに松田博資先生の愛弟子の川田将雅騎手ですね。この辺りの良い騎手に乗せて貰えることもこの厩舎の魅力なんですよね。このところ、岩田康誠騎手、福永祐一騎手とグランデアモーレは良い騎手ばかり乗せていただいています。嬉しいですねぇ。

これ以降は2014年9月17日に作成

●追い切り情報(9月17日更新)

前走前 8月28日 札幌ダート 良馬場 直線一杯に追う

助手
4F 57.9
3F 41.0
1F 12.0[7]



9月7日 栗東坂路 重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 63.0
3F 45.2
2F 29.7
1F 14.7


9月10日 栗東CW 良馬場 馬なり余力

助手
7F 99.6
6F 83.6
5F 67.3
4F 53.2
3F 40.4
1F 14.0[7]


9月13日 栗東CW 良馬場 馬なり余力

助手
4F 49.9
3F 38.0
1F 13.3[9]


9月17日 栗東CW 良馬場 追って一杯

助手
4F 66.7
3F 50.8
2F 36.5
1F 13.3[5]
 9月7日、北海道から栗東に5日頃に戻って来て早速終い3ハロン15秒で追い切られました。特に輸送疲れもないようで順調です。

 9月10日、ウッドチップで長めを追い切られました。ペースは速くないですが、グランデアモーレとしてはビシビシ調教をつけられている感じです。それだけ調子が良い証拠でしょう。競馬ブックでも”デキ落ちなし”と安心の評価をいただいております。

 9月13日、ウッドチップで少しずつ終いを速めに調整されています。1度使われていますし、水曜日に終い重点でサッとやって完成でしょう。

 9月17日、予定通り終いを伸ばす追い切りがなされましたが、終い1ハロンは13秒台ということでちょいと不満ですねぇ。競馬ブックでも先週に引き続き”デキ落ちなし”と平行線レベルにあるという見方で、良い動きとまでは言えないですよねぇ。疲労が残っているのでしょうか。
 私ほっさんの追い切り評価は「B−」です。グランデアモーレにしてはしっかりと本数乗られていますし上出来なのですが、如何せん動きはパッとしません。鞍上は川田将雅騎手で能力以上のモノを引き出してくれそうですが、動きからは大敗も覚悟しないと行けないと思います。今回本州で上位にくるようなら完全復活と喜んでいいのでしょうけど、北海道だけかも知れません。

●気になる出馬想定表(9月20日 阪神10R 瀬戸内海特別 1000万下)

出馬想定表 9月20日 阪神10R 瀬戸内海特別 1000万下 芝1400m 混合 定量 想定数18頭 フルゲート 18頭  
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アットウィル 幸英明 57.0  7/20 函館16下 函館芝1200 15
アドマイヤコリン 岩田康誠 57.0  9/08 野分10下 阪神芝1800
オースミマイカ 55.0  8/31 天草10下 小倉芝1200 15 12
キンシノキセキ 武豊 55.0  8/31 天草10下 小倉芝1200 10
キンショーユウジャ 57.0  9/06 驀進10下 新潟芝1000 12 16 11
グランデアモーレ 川田将雅 55.0  8/31 札幌10下 札幌芝1500 14 10
ダンツミュータント 太宰啓介 57.0  8/16 ST10下 札幌芝1500 10
ダークマイン ペロヴ 55.0  8/16 ST10下 札幌芝1500 11 12 14 12
ツヨシノブルーム 57.0  6/14 江の10下 東京芝1600 10 12
デンコウデア 川島信二 55.0  8/31 天草10下 小倉芝1200 15 15
フェブノヘア 松若風馬 53.0  8/31 天草10下 小倉芝1200
プルーフポジティプ 森一馬 57.0  9/07 西日10下 小倉ダ1700 15 12 10 16
プレノタート 武幸四郎 55.0  8/30 西海10下 小倉芝1800 10 11 10
マイティスコール 国分恭介 57.0  7/20 フィ10下 中京芝1200 11 10
マイネノンノ 和田竜二 55.0  8/24 豊栄10下 新潟芝1400 12
メイケイペガムーン 田中健 55.0  8/24 豊栄10下 新潟芝1400 16 14 16 13
ラーストチカ 藤岡康太 55.0  8/10 メイ10下 小倉芝1200 16 12
ロノ 福永祐一 57.0  8/24 豊栄10下 新潟芝1400

表中 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート18頭のところに現在18頭が出馬想定されています。信頼できるクラブ公式HPでも”出走可能A”ですし間違いないでしょう。

これ以降は2014年9月18日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 9月20日 阪神10R 瀬戸内海特別 1000万下 芝1400m 混合 定量 全18頭
馬名 騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アットウィル 幸英明 57.0  7/20 函館16下 函館芝1200 15
アドマイヤコリン 岩田康誠 57.0  9/08 野分10下 阪神芝1800
オースミマイカ 鮫島良太 55.0  8/31 天草10下 小倉芝1200 15 12
キンシノキセキ 武豊 55.0  8/31 天草10下 小倉芝1200 10
キンショーユウジャ 松山弘平 57.0  9/06 驀進10下 新潟芝1000 12 16 11
グランデアモーレ 川田将雅 55.0  8/31 札幌10下 札幌芝1500 14 10
ダンツミュータント 太宰啓介 57.0  8/16 ST10下 札幌芝1500 10
ダークマイン ペロヴ 55.0  8/16 ST10下 札幌芝1500 11 12 14 12
ツヨシノブルーム 小林徹弥 57.0  6/14 江の10下 東京芝1600 10 12
デンコウデア 川島信二 55.0  8/31 天草10下 小倉芝1200 15 15
フェブノヘア 酒井学 53.0  8/31 天草10下 小倉芝1200
プルーフポジティプ 森一馬 57.0  9/07 西日10下 小倉ダ1700 15 12 10 16
プレノタート 武幸四郎 55.0  8/30 西海10下 小倉芝1800 10 11 10
マイティスコール 池添謙一 57.0  7/20 フィ10下 中京芝1200 11 10
マイネノンノ 和田竜二 55.0  8/24 豊栄10下 新潟芝1400 12
メイケイペガムーン 田中健 55.0  8/24 豊栄10下 新潟芝1400 16 14 16 13
ラーストチカ 藤岡康太 55.0  8/10 メイ10下 小倉芝1200 16 12
ロノ 福永祐一 57.0  8/24 豊栄10下 新潟芝1400

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり 青字は1000万クラスでの成績

●阪神芝1400mコース解説

 スタート地点は向正面左、2コーナー出口付近のポケット。改装前の芝1400mが、この内回りにあたる。4コーナーまでの距離は芝1200mをそのまま延長した443m。最初のコーナーまで十分に距離はあるが、スタート直後は各馬押して出て行くため、先行争いは激しくなる。それでも行く覚悟と、それを可能にする先行力が必要。ゴール前の急坂でラスト1ハロンの時計がグッとかかるコース形態だが、先行しての雪崩れ込みが利きやすく、直線一気はなかなか難しい。メンバー中最速の上がりをマークして突き抜けるコースではない。
 枠順は内側の馬場が荒れていない限り、断然内枠が有利。内回りはコーナーがキツイので、多頭数で外枠を引くと、かなり外に回らされることになり、距離ロスが大きい。芝1200mと同様にサンデーサイレンスの系統はもちろん、ロベルト系の種牡馬の仔もこのコースに向いている。

有利な枠順 内〜中枠
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント 枠順、先行力
種牡馬ベスト サンデーサイレンスが断トツ、サクラバクシンオー
連対騎手ベスト 武豊、藤田伸二、福永祐一、四位洋文、安藤勝己
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分23秒5 1分24秒4 1分23秒6
2歳未勝利 1分23秒0 1分23秒7
2歳500万 1分22秒4 1分22秒7
2歳オープン 1分22秒3 1分21秒1
3歳新馬 1分23秒3 1分25秒4
3歳未勝利 1分22秒6 1分23秒5 1分24秒2
3歳500万 1分22秒2 1分22秒4 1分23秒3
古馬500万 1分21秒9 1分22秒8
古馬1000万 1分21秒7 1分23秒1 1分22秒7 1分22秒5
古馬1600万 1分21秒2 1分22秒0
古馬オープン 1分21秒6 1分22秒8 1分24秒5 1分22秒5

●騎手は川田将雅騎手 ほっさん評価「A+」

 今回のグランデアモーレの鞍上はついに来た川田将雅騎手です。今や川田将雅騎手は名門・松田博資厩舎の主戦騎手。川田将雅騎手がいる競馬場で松田博資厩舎の馬はほぼ全て彼に託されます。

 川田将雅騎手と言えば、今や浜中俊騎手と並び、日本の若手のツートップ。技術、センス、追いの強さなど、どれをとっても超一流で、馬の能力以上のものを引き出してくれる安心感抜群の騎手です。

 私は松田博資厩舎は技術の素晴らしさはもちろん、川田将雅騎手をはじめとして、岩田康誠騎手、福永祐一騎手など超一流騎手への預託が多くその辺りへの期待も大きいです。ですから、最近は理想通りの騎手を乗せていただいて大満足をしています。

 今まで9戦はグランデアモーレの手綱を川田将雅騎手がとってくれることはありませんでしたが、ようやく実現しました。今回、これで走らないなら仕方がないなというところです。グランデアモーレにとって実績のない主場の野芝での1戦となり、正直走るのかさっぱりわからませんが、川田将雅騎手の手腕で1つでも上の着に持って来て欲しいですね。


 我が軍団の愛馬への騎乗は本年2月22日のマデイラ以来ですが、その時も500万クラスでもさっぱり勝ち負けに絡めずに低迷していたマデイラを抜群の判断でハナに持って行き、追いの強さで持たせて残し勝ち上げてくれました。彼でなければ勝っていなかったと思います。その前のフロアクラフトも勝ち上げていただき、現在騎乗機会2連勝中です。

 我が軍団の愛馬とは過去13番人気のステップシチーを重賞で5着に持って来てくださったりと6戦3勝、すべて5着以内の掲示板確保と抜群の成績です。我が軍団との相性も良く、今回も最低でも5着以内で掲示板を確保して欲しいですね。


 私も過去GTでの騎乗ぶりに苦言を呈したこともありましたが、それは過去の話。今は安定感も抜群で本当に乗れる騎手に成長。もちろん期待は大きいです。


 2014年9月15日現在、中央通算782勝、勝率11.7パーセント、連対率21.5パーセント、GTは2014年ハープスターでの桜花賞、2012年岩田康誠騎手の乗り替わりのオークス(ジェンティルドンナ)、2008年の皐月賞(キャプテントゥーレ)、2010年の菊花賞(ビッグウィーク)の4勝。重賞は31勝です。これは同期の中でも群を抜いて素晴らしい成績です。

 昨年(2013年)は中央120勝、勝率16.6パーセントと全国騎手リーディング堂々の2位!!もはや日本のトップジョッキーと言っても過言ではないでしょう。本年(2014年)はここまで69勝、勝率17.3パーセント、連対率29.1パーセントと素晴らしい成績で全国リーディン7位です。


 川田 将雅(かわだ ゆうが)は1985年10月15日佐賀県生まれの28歳。日本中央競馬会(JRA)栗東トレーニングセンター所属する11年目の騎手である。騎手免許は平地競走のみ。デビュー時は安田隆行厩舎所属。現在はフリー。

 曾祖父(川田若弥)が佐賀競馬場所属の騎手で、祖父(川田利美)・父(孝好は地方競馬全国協会(NAR)佐賀競馬場の現役)・伯父(宮浦正行は大井競馬場の現役)が調教師という競馬一族に生まれ、自然と騎手を目指すこととなった。同じくJRA所属の鮫島良太騎手とは、幼稚園時代から先輩後輩の関係。

 妻は元タレントのおおつか麗衣。

 2004年、栗東・安田隆行厩舎所属の騎手としてデビュー。同期は高野和馬、丹内祐次、津村明秀、水出大介、吉田隼人、上野翔、藤岡佑介らがいる。3月7日中京競馬第2競走のシュアリーゴールドでデビューし、15頭立ての5着に入る。初勝利は3月20日、阪神競馬第8競走のホーマンルーキー。1年目は16勝で終わるが人気薄の3着が多く、その頃からも穴騎手として注目されていた。とりわけ500万円以下クラスの3着率が高く、1年目の3着17回のうち12回は500万円以下クラスでのものであった。

 2005年は成績を大きく伸ばし、39勝を挙げた。しかし特別競走での勝利は前年のゲヴァルトの甲東特別とエイシンヘーベの大濠特別の2勝のみで、依然として穴騎手という印象が強かった。

 2005年2月26日の丹波特別でゲヴァルトがゲートで暴れて第2頚椎骨折を発症し斃死した。その時、将雅は真っ先にゲヴァルトの元に向かい、その後関係者から渡されたゲヴァルトのゼッケンを持ち帰り、泣き崩れていたという話がある。将雅にとっては初の特別勝ちをもたらしてくれた馬である。

 2006年からはフリーの騎手として活動している。小倉大賞典をメジロマイヤーとのコンビで逃げ切り(騎乗したメジロマイヤーの馬主である「メジロ牧場」の勝負服(白・緑一本輪・袖緑縦縞)を着用すべきところを、誤って「メジロ商事」の勝負服(白・緑一本輪・緑袖)を着用しレースに騎乗するアクシデントがあった(勝負服を用意するのは調教師である田島良保の義務となる))、重賞初制覇を達成する。さらに中京記念ではマチカネオーラとのコンビで豪快に捲り、重賞2勝目をあげた。そして、東京優駿(日本ダービー)で初めてのGT級競走騎乗を果たす(スーパーホーネットで15着)とその直後の目黒記念をポップロックで勝利した。
 8月に通算100勝を達成。しかし、9月30日の中京競馬第4競走で落馬し、右橈骨骨幹部骨折・右尺骨頭脱臼という大怪我を負った。2007年1月6日の京都競馬で復帰するまで長期休養を余儀なくされた。

 2006年には関西騎手リーディング11位、2007年には同8位、2008年も同8位に入るなど、若手としてトップクラスの活躍を見せている。また接戦に強く、2006年に写真判定になった際の勝率は10回以上機会があった騎手の中で第1位だった。

 2007年4月1日、阪神競馬第1レースの3歳未勝利戦にて白毛馬のホワイトベッセルに騎乗して勝利。JRA史上初の白毛馬での勝利騎手として歴史に名を残すこととなった。この時は余程嬉しかったのか、第1レースの未勝利戦であるにもかかわらずガッツポーズを見せた。レース後のコメントでも「重賞レースと同じくらい興奮した」と語っている。

 2008年4月20日、第68回皐月賞をキャプテントゥーレで制覇し、GT級競走及びクラシック競走初勝利を飾った。同期の中では最初のGT級競走制覇であった。この年は重賞を6勝している。

 2009年10月に通算300勝を達成。11月3日、公営名古屋競馬場で開催された第9回JBCスプリントをスーニで制覇し、交流重賞競走初勝利を挙げた。

 2011年10月3日、第44回スプリンターズステークスにおいて、ダッシャーゴーゴーに騎乗。第2着に入線も、4着に入線したサンカルロの進路を妨害して第4着に降着。2010年10月9日から10月17日まで4日間騎乗停止処分の制裁を受ける。11月20日6回京都6日第8競走にてエイシンナナツボシで勝利し、自身初の年間100勝を達成。この年は109勝だった。

 2013年10月12日4回京都3日第7競走(3歳500万下)をマラネロで制し、本年最速自身2度目の年間100勝を達成。最終的に120勝を挙げ、JRA最多勝利は逃したもののJRA最高勝率を獲得。この年は年間100勝達成者が7名おり、その中でGT未勝利は川田と北村宏司(年間101勝)のみである。また、川田は阪神ジュベナイルフィリーズでハープスター(2着)、朝日杯フューチュリティステークスでアトム(5着)と2週連続でGT競走1番人気を背負ったが勝利する事は出来なかった。しかし、宝塚記念では5番人気ダノンバラードをジェンティルドンナ、フェノーメノ、後にGT馬となるトーセンラーを抑え、ゴールドシップの2着に入線している。 さらにこの年は自身初のJRAフェアプレー賞を獲得している。



 「パワーとバランスは素晴らしいの一言。しっかりと馬を抑え込み、追いに入ると姿勢を崩すことなくガッツリと伸ばしてくる。立ち回りも自在だ。2011年の前半は[80・50・39・310]で1着回数が2着回数を30回も上回った。外から交わされて完全に負けという態勢になりながら、しごいて差し返すことがある。2011年の1番人気馬での成績は[27・15・4・22]の勝率.397、連対率.618。2・3番人気では[27・22・13・51]の連対率.434でここは大きく強調できる。リーディング3位にいながら単勝回収率は123パーセントと高率だ。戻って2010年は1番人気馬で91戦して40回も勝った(勝率.439)。コース別では小倉の成績が良く、2011年の夏に開催リーディングを獲得している。2010年の秋にビッグウィークで菊花賞を制覇。しかし、ダッシャーゴーゴーでは2010年のスプリンターズS8と2011年の高松宮記念で降着になっている。GTではキャリアが浅く、経験を積みつつ信頼度は増していくだろう。成績の良い厩舎は藤原英昭、安田隆行、角居勝彦、池江泰寿、松田博資、吉田直弘など。まだ25歳、さらなる飛躍が楽しみだ。」(2012年上半期・佐藤祐樹元地方競馬騎手)


 ほっさん愛馬での成績 (6戦3勝)

 2010年 8月 1日 ステップシチー  小倉記念 GV        小倉芝2000m 5着/13番人気
 2011年 7月23日 フランベルジェ  2歳未勝利           京都芝1600m 1着1番人気 

 2012年11月 4日 フロアクラフト   2歳新馬            京都芝1800m 2着2番人気
 2012年11月 8日 マデイラ      JRA指定交流 沙流川特別 門別ダ1200m 4着2番人気
 2013年 1月12日 フロアクラフト   3歳未勝利           京都芝1800m 1着/3番人気
 2014年 2月22日 マデイラ      稲荷特別 1000万下    京都芝2000m 1着2番人気


2013年1月12日 京都5R 3歳未勝利で愛馬フロアクラフトに騎乗する川田将雅騎手(1着/3番人気)

これ以降は2014年9月19日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「ロノの前走は発馬で躓くロスがあった。この距離なら折り合いがつくし、休養前ぐらい走れればまず上位争い。ダンツミュータントは前々走、稍重馬場で3着があるが、良馬場の方が力を出せる。前走は出遅れながら終いは内からよく伸びていた。スムーズなら。今年1月に叩き2戦目で一変したラーストチカ、この距離でも力を出せるキンシノキセキにも注意。」


短評は「大駆警戒」



予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬 CPU
ツヨシノブルーム
ロノ △△
キンシノキセキ △△
ダークマイン
ラーストチカ △△
グランデアモーレ
フェブノヘア
デンコウデア
マイネノンノ
ダンツミュータント △△
オースミマイカ
アットウィル
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
ロノ 4.8
キンキノキセキ 4.9
ラーストチカ 5.0
ダンツミュータント 6.0
グランデアモーレ 9.3
マイネノンノ 9.8
アドマイヤコリン 15.5
マイティースコール 22.7
ダークマイン 23.5
以下24倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
グランデアモーレ 78 64 75 77
ロノ 82 79 79 76
キンシノキセキ 89 81 82 72
ラーストチカ 80 72 72 67
ダンツミュータント 83 78 75 77
マイネノンノ 82 68 75 82



自信の推奨馬

浜崎

Jグランデアモーレの前走は4角から前が壁になり、最後までほとんど追えず終い。手応えが良かっただけに、直線でスペースが開けば、という内容だった。中京に勝ち鞍があり直線の坂は問題ないので、阪神でも狙ってみたい。

デイリー馬三郎

本紙の見解

「降級&叩き2走目の◎ラーストチカを狙い撃つ。もともと調教で動くタイプとはいえ、今週の坂路で1F11秒9。上昇度はかなり大きい。全3勝を挙げる千四への距離延長もプラス。スタートさえ決まれば○ロノも一変が可能。〈浜口〉」

◎ ラーストチカ
○ ロノ
▲ ダンツミュータント
× マイネノンノ
☆ アドマイヤコリン
△ キンシノキセキ
△ グランデアモーレ
△ フェブノヘア



グランデアモーレは全13記者中 ◎(本命)印 1記者、▲(3番手評価) 3記者、×(4番手評価) 1記者、☆(5番手評価) 1記者、△(6番手以下評価) 4記者、無印 3記者

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

グランデアモーレ(6着)

 「いい形で運べたし、流れも良かったんだけどね。あとはスペースさえ開けばという内容。悔しい結果だね。」(福永祐一騎手・競馬ブック)

 「いい流れの中をリズム良く運べていましたから、あとは上手く抜け出せれば良かったのですが…。何とかスペースを探したのですが、最後まで閉じ込められてしっかりと追うことができませんでした。馬はいい意味でふっくらして具合が良さそうでしたし、だからこそ余計にこの馬の力を発揮させてあげられず申し訳なく思います」(福永祐一騎手・キャロットクラブ公式HP)
 「3番手のインで4角は絶好の手応えに見えたが、直線は進路がなく満足に追えないまま。ちょっと不完全燃焼の競馬になってしまった。」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

グランデアモーレ

 「直線で詰まって完全に脚を余した。現級にメドは立ったのでスムーズなら。」(松田博資調教師・デイリー馬三郎)

 「前走は直線で進路が開いて入ればという内容。惜しかった。今回は牡馬相手だが、1000万で通用するのか、改めて見てみたい。」(松田博資調教師・競馬ブック)

●ほっさん予想

 グランデアモーレは前走の昇級初戦が、直線で前が空かない不利がなければ勝ち負けに絡んでいたことは確実と言うことで、今回も5、6番人気と上位人気になりそうです。

 しかし、グランデアモの実績は北海道に集中しており、洋芝が合うことと、メンバーの落ちる中での快走だと言うことなどから、半信半疑です。松田博資御大も”ここでどれだけやれるのか見てみたい”と私と同じ進境のようです。

 ただ、北海道では最後まできちんと走れていましたし、元々札幌2歳Sで有力馬に混じって6着だった馬。そして鞍上は馬の能力以上のものを引き出してくれる川田将雅騎手と走っても不思議はありません。

 何せ、所有者でも今回走るのかわからんのです。少しでも上の着を期待しますが、”いつもの”二桁着に沈んでも不思議はありません。その場合は来夏の函館開催からの滞在競馬を強く主張します。もっとも、その時、どこの厩舎になっているかわかりませんが・・・汗。

 なお、当日現地に行きたかったのですが、明日は仕事です。グランデアモーレはまだ1度しか現地で見たことがないですし行きたかったんですけどね。主場でもある程度走ることを証明して今後バンバン京都・阪神で走らせて欲しいですね。(・・・って言っていたデスティニーシチーは勝負の芝の2戦目で大敗し、案の定ダート界へ引き戻されました(T_T))

これ以降は2014年9月22日に作成

●パドック

 当日は私は仕事で現地入りをすることはできませんでしたが、愛馬レントラーの応援に競馬場入りをされていたルクソール様がたくさん写真を撮影してきてくださいましたので、掲載させていただきます。以下の写真は全てルクソール様の撮影です。撮影順に掲載しています。


グランデアモーレの馬体重は前走マイナス12キロの450キロ。さすがに北海道からの移動がありましたし、そんなに馬格のある馬でもありませんからこのくらい減るのは仕方のないことです。



しかし、マイナス12キロと言っても腹回りが寂しく映るというものではなかったですね。



パドックでは気合い乗りが抜群で前進気勢が旺盛に見えました。もちろん、私が見たのはほんの1部の映像ですが。



そんなに強そうだという雰囲気の馬ではないんですよね。



どちらかというと可愛らしい感じ。



馬体も私から言うと良くは見えないタイプです。



この時3番人気ですね。最終的には4番人気になります。グランデアモーレの4勝は全て4、5番人気の時なんですよね。いつも人気にはなりません。



とまーれーの合図がかかり、松田博資御大をはじめ調教師の先生方が出てこられました。勝つと思っていないのか、御大はラクな格好です(笑)。



繋ぎの角度や長さは私の思うベストで芝向きだと思うんですよね。今回それが証明できて良かったです。



11番でもっとも奥だということもあり、なかなか到着しない御大。



到着しても近づかず、違うところを見ている御大。



帰る御大と川田将雅騎手の来なかったグランデアモーレ。

●本馬場入場


パドックから本馬場入場まで急行していただきましたm(_ _)m。



私との相性も抜群にいい川田将雅騎手。巧いし追う力も強いしで浜中俊騎手と並び、若手ではツートップじゃないですかねぇ。


●レース  


グランデアモーレは抜群のスタートでした。さすがに成績を残しているジョッキーはスタートは抜群ですね。



ハナにも立てそうな勢いでしたが、



無理して前を主張せず馬なりで楽に7番手の馬群の真ん中に位置取ります。脚を使わずに良い位置を取れるのは大きな武器です。



馬群の中でしたが道中はしっかりと折り合いが付き、いつもの重心の低い素晴らしい走りで追走します。



直線に向くと前走同様前が開かずに追い出しを待たされます。速い脚のないグランデアモーレですから、あっちゃ〜という感じです。



しかし、この辺りで僅かに外に進路を見つけ前に道ができると、



素晴らしい加速(追う力が素晴らしく強いので)でグングンと加速し、



この辺りで2着以内は確定します。



そのまま先頭だった馬を交わして先頭でゴール!!



なんとも強い内容で4勝目を挙げてくれました。



レース後、引き上げてきたクランデアモーレと川田将雅騎手。



牡馬相手のフルゲート18頭立てで優勝したのですから強いですね。



松田博資厩舎の馬ですし、今後も愛弟子の川田将雅騎手には乗っていただく機会があるでしょうから楽しみです。

●ウィナーズサークル


いつものように馬に乗って登場。そして口取り終了までは降りません。



川田将雅騎手はグランデアモーレは初騎乗ですが、これだけ乗りこなすんですから凄いですよね。



口取りの会員さんは5名。主場なのに申込み者が少なく、比較的大きく写れるので私も参加したかったですね。



最近、愛馬が勝つときと、私が現地に行ける時が合いません。それでも愛馬が勝ってくれればそれでいいのですが。



これでこの後阪神で何度も走るだろうから、是非とも口取りの権利を持って行きたいですね。とにかく羨ましい〜。



個人的に最近お見かけしていなかった永盛亜希子嬢様ですね。いろいろと教えていただけますし、レクチャーも参加したかったなぁ〜。



それにしても特別戦での優勝ですもんね。賞金も高いですし、付加賞も40万円ありますし、いやはや嬉しいですね。

これ以降は2014年9月25日に作成

●グランデアモーレ4勝目!!

 私は安価で2、3勝してくれる馬の取得を目指しています。グランデアモーレは今回の勝利で4勝目。私の基準を上回り素晴らしい活躍です。大当たりですね。

 前回勝った時に、”今回の優勝も一杯一杯でしたし、正直4勝目は難しいと思います”とコメントしましたが、なんとなんとすぐに、しかも強い内容で4勝目を挙げてくれました。私は見る目がないですね(^_^;)。しかし、こんな誤算なら何度あっても構いません(笑)。

 ただ、これでグランデアモーレの子を熱望している私としては産駒の募集金額が高くなっていくのでそこだけは辛いところです。同世代のフロアクラフトの子や1世代下のバウンスシャッセの子も確実に購入するつもりですが、それぞれが高ければ予算オーバーになってしまいます。とはいえ、グランデアモーレも子も相当走りそうな気がしますし今からワクワクしますね。

●我が軍団本年8勝目!!

 昨年に続き年間10勝を目指す安価な集団の我が軍団は、昨年は最終的に9勝を挙げたものの、1月に1勝してから2勝目はななんと8月でした(T_T)。それが今年は5月3日で6勝!!ずっと月換算で貯金”1”がある状態をキープしていました。

 しかし、そこからバウンスシャッセのオークス僅差3着はあるものの、続く函館記念のシンガリ負けやラフェドフルールの交流戦しんがり負け即引退など、大敗続きで勝ち星を挙げることができませんでした。


 そこにこのグランデアモーレが5月3日以来の勝ち星を7月27日にプレゼントしてくれたと思いきや、そこから2か月後にまた1つ勝ち星をプレゼントしてくれました。私はグランデアモーレがいなかったら、5月3日以来勝ち星がゼロということになってしまいます。本当にグランデアモーレ様々ですm(_ _)m。

●これで本賞金は3580万円になり募集価格を上回る!!

 前回の優勝で獲得した本賞金が2100万円となり、募集金額の2000万円を超えて私のいう最低のボーダー(実際は維持管理費がかかるので黒字ではないですが)を見事突破してくれた我らが愛馬グランデアモーレですが、今回は主場の1000万特別戦ということで1480万円もの賞金を獲得!!しかもグランデアモーレとしては初めて付加賞も40.8万円ゲットしてくれました!!

 これで獲得した本賞金は3580万円となり、キャロットクラブの現4歳牝馬世代としては

7430万円のディアデラマドレ
5810万円のフロアクラフト
5380万円のローガンサファイア
3771万円のアンレール

に次ぐ5位となりました。すぐ下の6位はサンブルエミューズの3477万円ですが、サンブルエミューズと言えば、早期からかなり稼いでいた印象の馬。それと肩を並べたことはグランデアモーレも相当頑張ってくれているということです。本当に感謝感謝です。

●時計の評価

 今回のグランデアモーレの走破時計は1分20秒8良馬場でした。競馬ブック誌の推定タイムは良馬場で1分20秒7でした。

 ちょうどブックの勝ち負け水準で、決してレベルの低い内容ではありませんでした。これだけの内容で走れるのですから、将来は我が軍団では今までになかった短距離重賞への出走など夢が広がりますね。こんなにスピードのある馬でしたっけ?

●レース後の騎手・調教師のコメント

グランデアモーレ(1着)

 「道中はスムーズに運べました。直線はなかなか前が開かなくて待たされましたが、進路を確保してからはしっかりと脚を使ってくれましたね。いい内容で勝てました。」(川田将雅騎手・競馬ブック)

 「道中はスムーズにレースができました。直線では一旦前がカベになって追い出しを待たされましたが、進路ができてからはいい伸び脚でした。いい内容のレースだったと思います」(川田将雅騎手・ラジオNIKKEI)

「スムーズな競馬ができました。直線は前があかずに待たされましたが、進路ができてからはいい脚を使ってくれました。いい内容で勝てましたね」(川田将雅騎手・デイリー馬三郎)

 「返し馬ではちょっと頭を上げるようなところがありましたから、いいスタートでもスッとハミを抜いてゆったり走らせました。直線は前がなかなか開かず追い出しを待たされましたが、進路ができてからはとてもいい脚でした。レースでは乗ったことがなくて、もうちょっと行きたがるイメージだったのですが、想像以上にいい勝ち方をしてくれました。ありがとうございました」(川田将雅騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「札幌からの輸送で馬体は減っていましたが、前走がプラス体重でしたし、見た目にもそれほど細くはありませんでした。直線はちょっとヒヤヒヤしましたが、最後はいい脚でしたね。前走が消化不良だったので、ここで結果を出せて良かったです。ありがとうございました」(松田博資調教師・キャロットクラブ公式HP)

ロノ(2着)

「うまく御せなくて出遅れてしまった。自分のミスです。しまいはいい脚を使ってくれましたが、勝ち馬には先に行かれてしまいましたからね」(福永祐一騎手・デイリー馬三郎)

●専門誌のレース評価

グランデアモーレ(1着)

 「好スタート。道中は好位グループの少し後ろで折り合いをつけて、持ったままで4角を回ってくる。直線は残り1ハロンで進路が開くと手応え通りにスパッと伸びた。当日輸送、それに野芝の時計の速い決着と、札幌とは違った条件での好走。力をつけている。」(競馬ブック)

●気になる賞金は

 1着賞金が1480万円。付加賞が40.6万円。特別出走手当が41.8万円。合計1562.4万円。1口で割りますと25000円程度になると思われます。主場で勝てると賞金が大きいですからねぇ。しかも特別戦ですし。最高ですね。

●今後の展望

 主場の牡馬との一般戦のしかも定量戦フルゲート18頭立てでこの勝ち方ができるのですから、これは上のクラスでも・・・、と期待が大きくなっちゃいますね。

 母ヒカルアモーレは比較的早熟傾向にありましたから、この子グランデアモーレがこの時期に過去最高のパフォーマンスを見せてくれるというのは正直意外でした。今後どこまでやれるかわかりませんが俄然楽しみになりました。

●最後に

 ご一緒の保護者の皆様、愛馬の優勝おめでとうございます。そして早速たくさんのお祝いメッセージをいただきありがとうございました。

 北海道の洋芝では走るものの、主場での実績は寂しい限りで、今回も半信半疑でした。やはり馬の能力以上のものを引き出してくれる川田将雅騎手の好騎乗で勝てたわけですが、走破時計は競馬ブックの推定タイム通りですし、水準級の1000万特別しかも牡馬との一般戦のフルゲート18頭立てを力で制したということで、これは本当に嬉しいですね。

 元々札幌2歳S GVで6着など、実力はあったのですが、休養続きで順調さを欠き、500万クラスでも全く見所のないレースもありました。

 私はずっと芝でこその馬だと言い続けて来ましたが、今日のこの走りでしばらく芝の短距離を使ってくれるでしょう。

 それにしても10戦4勝。勝ち負けがはっきりとしており、2〜5着はありません。勝つか掲示板から脱落するかです。しかし、勝てるチャンスにはハナ差でもなんでもしっかりと勝利を掴む勝負根性はさすがです。そして松田博資先生のレース選択もさすがです。この前はダメ元で得意の北海道に連闘で登録してくれました。ここはさすがに除外でしたが、そういった常にベストを追求する姿勢は嬉しいですね。

 はっきり言って、妹で愛馬のアモーレエテルノも馬は姉グランデアモーレと変わりません。いや、アモーレエテルノの方が体はいいと思います。しかし、だれが見ても厩舎の差は歴然です。松田博資御大ほどとは言いませんが、若手の木村哲也先生も意地を見せて欲しいですね。アモーレエテルノの初戦は、牧場が2か月ほど乗り込んでからと思っていたというものを強行デビュー。大敗させ馬のメンタル面に大きなダメージを残しました。

 繊細な牝馬は特にデビュー戦の印象が大切なのに無理に下ろしたためにパドックでは暴れるし、レースでも負け癖がついちゃうしで、馬に嫌な印象が残ってしまったと思います。負けるにしても満足の行く負け方を見せて欲しいモノです。

 彼女たちのお母さんはヒカルアモーレですが、私はグランデアモーレ購入時に書きましたように、母は2勝馬と言っても、GU4着やオープン3着があるので、実質はそれ以上の価値がある戦績だと書きました。結果的に2勝馬という扱いなのでグランデアモーレも募集価格が2000万円と母が良績で若く最高の時期の産駒なのにお得な価格だったと思います。そして最優先枠で取った馬の活躍というのも嬉しいですね。

 この辺りの読みが的中して、今グランデアモーレが4つ目の勝利を挙げてくれたことは、本当に気持ちのいいことです。安価で2、3勝してくれる馬を目指す私にとって4勝馬は言うことありません。嬉しいですね。

 これで獲得賞金も前々走でようやく2100万円と募集価格を超えたものが3580万円と文句なしの黒字になりました。この世代は一般枠で応募したフロアクラフトと2頭しかキャロ馬は購入していませんが、それぞれ4勝・3勝と大当たりです。フロアクラフトは募集価格1800万円ながら獲得本賞金は5810万円とグランデアモーレよりも稼いでくれていますし、最高ですね。


 もう働きとしては十分ですが、今回の走りを見ていると欲が沸いて来ます。しかし、とにかく私はずっと言い続けているようにグランデアモーレの子が欲しいので、無事に競走生活を終えて良い子を産んで欲しい。4勝馬なら繁殖入りは確実でしょうし今からその日が楽しみです。


 ありがとうグランデアモーレ!!次は現地で応援したいぞ。

最後までご愛読ありがとうございました

2014年9月4日立ち上げ 16日、17日、19日、22日、25日加筆
グランデアモーレの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2014年 8月31日 第9戦 札幌スポニチ賞 1000万下 (6着/6番人気)

2014年 7月27日 第8戦 500万下 札幌芝1500m (1着/5番人気)

2014年 4月19日 第7戦 1000万下 阪神ダ1400m (14着/10番人気)

2013年12月21日 第6戦 1000万下 阪神ダ1400m (10着/10番人気) 写真多数付現地観戦レポート

2013年11月30日 第5戦 500万下 中京ダ1400m (1着/4番人気)

2013年11月10日 第4戦 西郷特別 500万下 福島芝1800m (11着/7番人気)

2013年10月20日 第3戦 鳥屋野特別 500万下 新潟芝1600m (10着/7番人気)

2012年 9月 1日 第2戦 札幌2歳ステークス GV 札幌芝1800m (6着/10番人気)

2012年 7月29日 デビュー戦 2歳新馬 札幌芝1800m (1着/5番人気) 

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